後期臨床研修プログラム

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ごあいさつ

外科学教授
心臓血管外科部長 四津良平

 本ホームページを開いている諸君は初期臨床研修で多かれ少なかれ外科に興味をもった人達と思います。私達の教室は一般・消化器外科、心臓血管外科、呼吸器外科、脳神経外科、小児外科の5診療科が一体となって活動する、日本でも稀な大教室制をとり、それぞれが連携をして相互の良い共通点をとり入れ、助け合いながら、各診療科が独立して機能を発揮している、という理想の形態をとっています。このため入局後臨床研修をしながら希望分野を選べるというメリットがあります。
 さらに、40を超えるレベルの高い関連病院を有しており、最初の2年間でこれらの関連病院において非常に充実した臨床経験を積むことができます。後期研修終了時の臨床能力の高さ、学問的見識の高さは他の大学、専門施設で研修した同年代の諸君に比べても圧倒的に優れています。もちろん、後期臨床研修を終えたあとは、慶應義塾大学のみならず関連施設において指導者として活躍し、日本の外科をリードしてゆく人材になって頂くわけですから、充実した後期研修プログラムは我々にとっても大切な財産なのです。
 さて当心臓血管外科の特色ですが、慶應義塾の実学の精神の基、弁膜症、冠動脈疾患、先天性心疾患、大動脈疾患などあらゆる心臓血管疾患に外科治療に対応できることにあります。さらに低侵襲心臓手術(MICS)を早くから導入し、肉体的にも精神的にも患者さんに優しい手術を目指しており、MICSをさらに進化させた胸骨切開を全くしないPort-access手術を積極的に取り組んでいます。
 そして、現在では、この術式を希望し全国から紹介患者が集まって来ています。また、心臓病の重症化に伴い糖尿病、腎臓病、脳血管病変など、全身疾患を合併する患者さんが増加しており、他科との連携を密に大学病院という利点を最大限に活用し、きめ細かい診療を行っています。
 学生時代の授業では外科学の面白さは理解されないことが多いと感じています。それは外科学が診断学より実践治療学であるから、体験をしてはじめてその面白さがわかるからなのです。外科医の誇りは「今、この手で人を助けることができる」技術を持っていることです。この医師としての感動と満足感を是非君達にも味わっていただきたいと思います。