Hideyuki Shimizu, MD.PhD.
志水 秀行 (しみず ひでゆき)
外科学教授・診療科部長
Hideyuki Shimizu, MD.PhD.
志水 秀行 (しみず ひでゆき)
外科学教授・診療科部長
経歴
1986年 | 慶應義塾大学医学部卒業。同外科にて外科研修。 |
1990年 | 慶應義塾大学大学院卒業。医学博士号取得。 |
都立清瀬小児病院、平塚市民病院、慶應義塾大学病院勤務、米国アラバマ大学心臓胸部外科クリニカルフェローを経て、1997年より慶應義塾大学心臓血管外科スタッフ。 | |
2006年 | 慶應義塾大学医学部 外科学専任講師 |
2014年 | 慶應義塾大学医学部 外科学教授 心臓血管外科・診療科部長 |
2021年 | 慶應義塾大学病院 副院長 |
主たる研究分野
心臓・大血管領域の疾患に対し、幅広い手術実績を有する。
特に、大動脈瘤・大動脈解離治療を得意とし、高難度手術と低侵襲治療(ステントグラフトなど)の両方を実践できる数少ない心臓血管外科医であることを特徴とする。
大動脈基部の病変に対しては、大動脈弁の性状によって自己弁温存手術(David法)を積極的に採用している。弓部大動脈瘤に対しては、選択的脳灌流法による脳保護のもとに多数例の手術を行っている。胸腹部大動脈瘤に対しては、最大の合併症である脊髄障害予防のために脊髄冷却カテーテルを世界で初めて臨床応用するなど、さまざまな取り組みを行っている。また、急性大動脈解離、大動脈瘤破裂などに対する緊急手術も数多く行っている。治療成績はいずれも良好である。
最近は、大動脈ハイブリッド手術(外科手術と血管内治療を融合させた新しい治療法)、TAVI(経カテーテル的大動脈弁置換術)などの最新医療にも積極的に取り組んでいる。
主たる所属学会・学会活動
- 外科専門医
- 心臓血管外科専門医
- 脈管専門医
- 腹部ステントグラフト実施医・指導医(Zenith、Excluder、EPL、Talent、Endurant、Aorfix、AFX、ALTO、TREO)
- 胸部ステントグラフト実施医・指導医(TAG、Talent、TX2、Valiant、Relay、Najuta)
- TAVI-TAプロクター
- 日本ステントグラフト実施基準管理委員会 委員長
- 経カテーテル大動脈弁置換術関連学会協議会 委員
- 心臓血管外科専門医認定機構 委員
- 日本心臓血管外科手術データベース機構 幹事・運営会議メンバー
- 日本胸部外科学会 副理事長・評議員 会議編集委員会委員長・総合将来計画委員会委員長ほか
- 日本心臓血管外科学会 理事・評議員 財務委員会委員長・東京支部長ほか
- 日本血管外科学会 理事・評議員 学術委員会委員長ほか
- 日本脈管学会 理事・評議員
- 日本外科学会 理事・代議員
- 日本経カテーテル心臓弁治療学会 理事長
- 日本循環器学会 理事
- 日本低侵襲心臓手術学会 監事 教育委員会委員長
- 日本冠動脈外科学会 評議員
- 日本冠疾患学会 評議員
- 日本心臓病学会 FJCC(Fellow of the Japanese College of Cardiology)JC Cases Associate Editor
- 日本人工臓器学会 評議員
- The Society of Thoracic Surgeons
- European Society of Thoracic Surgeons
- The Asian Society for Cardiovascular and Thoracic Surgery
- 日本大動脈外科研究会 代表世話人
- 関東心臓外科手術手技研究会 代表世話人
- 大動脈シンポジウム 代表世話人
- 大動脈解離シンポジウム 幹事
- 日本心臓移植研究会 世話人
- 重症心不全研究会 幹事
- 日本AHVS/OPCAB研究会 幹事
- 心臓血管外科サマースクール副委員長
キーワード
胸部大動脈瘤、腹部大動脈瘤、大動脈解離、ステントグラフト、脳保護、脊髄保護、自己弁温存基部置換、経カテーテル大動脈弁置換(TAVI)、心臓弁膜症、冠動脈疾患、先天性心疾患