良性腫瘍切除術(心臓粘液腫、乳頭状弾性繊維腫など)
はじめに
心臓内腫瘍は、基本的には開心術(人工心肺を用いた手術)にて切除を行います。通常、胸骨正中切開による切除が行われますが、当院では低侵襲アプローチによる体に負担の少ない方法を積極的に行っています。
右小開胸アプローチによる左房粘液腫切除
従来の左房粘液腫切除手術は、胸の中央を大きく切開する胸骨正中切開で行われるのが一般的でした。しかし、当院では、右側の肋骨の間を小さく切開する右小開胸下手術を得意としており、患者様の体への負担を大幅に軽減可能で、早期社会復帰が期待できます。
従来の胸骨正中切開との比較
| 低侵襲僧帽弁手術 (右小開胸) |
胸骨正中切開 | |
|---|---|---|
| 切開部位 | 前胸部 (約6cm) | 胸の中央 (約20cm) |
| 体への負担 | 低侵襲 | 高侵襲 |
| 回復期間 | 短い | 長い |
| 術後の痛み | 少ない | 強い |
| 美容的なメリット | 傷跡が目立ちにくい | 傷跡が目立つ |
| 胸骨への影響 | なし | あり |
右腋窩(えきか)小切開アプローチによる乳頭状弾性繊維腫切除(大動脈弁)
右腋窩小切開アプローチによる腫瘍切除術は、右の脇の下に切開線がおかれるため、他の術式に比較して圧倒的な美容的利点を有しています。
従来の胸骨正中切開との比較
| Stonehenge technique (右腋窩小切開) |
胸骨正中切開 | |
|---|---|---|
| 切開部位 | 右腋窩 (約 6cm) | 胸の中央 (約 20cm) |
| 体への負担 | 低侵襲 | 高侵襲 |
| 回復期間 | 短い | 長い |
| 術後の痛み | 少ない | 強い |
| 美容的なメリット | 傷跡が目立ちにくい | 傷跡が目立つ |
| 胸骨への影響 | なし | あり |
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