心臓血管外科専修医募集

心臓血管外科研修カリキュラム

 初期臨床研修で習得したプライマリケアの基本的診療能力を基礎として、より専門的な心臓血管外科および関連領域に関する系統的な研修を行う。

 後期臨床研修の目的は(1)品格・(2)知識・(3)技能のいずれにおいても心臓血管外科医としてふさわしい人材を育成することにある。

 最初の2年間で、関連病院、大学病院における臨床研修を行い後半は、慶應義塾大学病院にて、臨床および研究を行う計5年間のプログラムである。心臓血管外科への入門は外科学教室への入局時でも2年間の出向を修了した時点でも可能である。

基礎研修(卒後3・4年目)

■1年目:

関連施設の一般消化器外科に所属し、患者診療の基礎および基本的手術手技を習得する。

■2年目:

大学病院において関連科の協力を得て、関連領域の研修を行う。

専門研修(卒後5・6・7年目)

■3・4年目:

大学病院または関連施設において、主治医として心臓血管外科患者にたいするチーム医療に携わる。回診・カンファレンスにおいて患者プレゼンテーションを行う学会において症例報告・臨床研究発表等を行う。

Wet labおよび模型を使った手術シミュレーション 心臓外科チーム レジデント

■5年目:

臨床研修の総括として、一定の基準に到達した者はチーフレジデントの立場で病棟運営に参画する。また、スタッフと共に若手医師の教育にも携わる。上級医の指導の下に、適切な症例において術者として手術を執刀する。

第一助手を務める
チーフレジデント
執刀する
チーフレジデント
大学院生学会発表

専門研修後

■6年目:

チーフレジデントを終了し、スタッフと共に若手医師の教育にも携わる。上級医の指導の下に、適切な症例において術者として手術を執刀する。病棟配属がないため比較的時間にゆとりがある。基礎医学研究室などとも連携をとって研究テーマに沿った実験を進める。この頃には、研究でも一定の成果をあげ、国内での主要学会、国際学会での発表を積極的に行い。また、研究成果を一流学術誌に報告する。

 

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