歴史と伝統
慶應義塾大学医学部外科学教室は、創設以来85年の歴史を有し、全国の大学基幹病院に指導的人材を供給してきました。そのため、外科同窓会(刀林会)会員は1,200名におよび、全国有数の協力体制が築かれています。
大教室制度
外科学教室は、一般・消化器外科、心臓血管外科、呼吸器外科、脳神経外科、小児外科の5つの診療科が一体となった日本でもまれな大教室制度をとっています。そのため、診療上の有機的なネットワークはもとより、研究面でも共同開発が可能となっています。そして、互いに密接に連携することから日本外科学会専門医の取得がきわめて円滑にでき、偏りのないオールラウンドな組織が特徴です。
豊富な関連病院ネットワーク
さらに関東近郊を中心に50を超えるレベルの高い関連病院がネットワーク化されており、最初の2年間でこれらの関連病院において非常に充実した臨床経験を積むことができます。専修医終了後は関連病院でのスタッフの場が確保されています。
21世紀COEプログラム拠点
外科学教室では、それぞれの臓器・領域すべてにおいて本邦でも屈指の高いレベル、症例数を維持し、国際的にも高い評価を受けています。中でも先進技術を導入した低侵襲がん治療の分野においては、医学部内の他の診療科、基礎研究室、理工学部の研究室と連携をとり21世紀COEプログラム拠点の一つに選ばれています。
海外交流/海外留学
国際的に極めて高い評価を受けている5診療科の教授が世界を舞台に活躍する様子を身近でみることができます。自らの研究成果を評価され、世界中の主要な大学、研究施設に招聘留学し、大きな成果を挙げて慶應に戻ってきます。優秀な人材を育てることで世界に評価され、世界に羽ばたいて大きくなった人材がまた後輩を育てるという良好な循環が生まれています。 つねに、Cleveland ClinicやMayo Clinicなど海外主要施設と定期的テレカンファレンスを行い最新の情報を交換しています。